Arithmer News Letter(8月号)
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いま、AIは画面の中で答える存在から、現実の世界を見つめ、考え、語り、自ら動く存在へと進化しています。
2050年には、世界で約10億体のヒューマノイドが稼働すると言われています。それは、人類の知識と技能が身体を持ち、あらゆる現場で人とともに働き始める、大きな転換です。
MIRAXIOMの目が現場を捉え、ALATISの耳と鼻が変化を感じ、MoirAIの頭脳が専門知を対話させ、WazaNoaの口が知恵を伝える。そしてZa-ARIQの手とHACHICLEの足が、判断を確かな行動へ変えていきます。
これらの知能をARIQがひとつにつなぎ、人が創造、共感、責任ある決断に集中できる時間を生み出します。しかし、すべての仕事に、すべての機能や人の身体が必要とは限りません。貴社の業務や課題に合わせ、必要な知能だけを個別のプロダクトとして、無理なく柔軟に導入し、未来に向けて拡張できます。
私たちがつくるのは、人に代わる未来ではなく、人の力を広げ、技能を次代へつなぐ未来です。見る、感じる、考える、伝える、動く。その知能を、必要な場所から、ひとつずつ。
10億体の先にある新しい社会を、Arithmerは数学とAIの力で、いま現場から創り始めます。詳しくは、各プロダクトのロゴをクリックして、ぜひご覧ください。

AIは数学でできている。
画像を理解し、言葉の意味を捉え、未来を予測し、ロボットを動かす。その知能の根幹には、確率、幾何、解析、最適化といった数学があります。Arithmerは、複雑な課題の本質を数学で捉え、現場で働くAIへと変える会社です。
2016年、東京大学大学院数理科学研究科から誕生。創業者の大田は2014年から同研究科で教授として研究と教育に携わり、現在も客員教授を務めています。社内には博士号エンジニアなどが20名以上在籍。最先端の数理研究と、独自のAIエンジンを構築する開発力を結集し、理論を事業の力へと磨き上げています。
企業ごとに、データの質も、設備の特性も、業務の手順も異なります。Arithmerは、お客様とともに課題と制約を整理し、何を認識し、予測し、最適化すべきかを明確にします。目指す成果から逆算し、AIの中核からシステム構成、業務への組み込み方まで設計する。現場の複雑さに向き合えることが、私たちの強みです。
独自性の中心にあるのは、世界の最先端AIを基盤に、その上へ特化型の独自数理AIを重ねる技術です。進化を続ける生成AIやVision AIなどを評価し、用途に適した技術を選択。その認識・理解能力に、企業固有の条件を捉える数理モデルや最適化技術を組み合わせ、知能をつくり込みます。
設計を支えるのが、複雑な現象から本質的な関係を見いだす数学です。課題に応じて重要な変数を絞り、少ない変数で現象を表す効率的な関数を設計することで、精度、計算負荷、運用コストの両立を追求します。先端AIの豊かな能力に、独自数理AIの精密さを重ねる。この融合が、費用対効果に優れ、現場で使い続けられるAIにつながります。
特定の業務・データ・評価条件では、99%以上の精度を確認した事例もあります。導入時にはお客様と評価指標を定め、現場で性能と効果を検証。処理速度、安定性、安全性、説明可能性、既存システムとの連携まで見据えて仕上げます。
画像による検査で、確認作業の負担と品質判断のばらつきを抑える。設備データの解析で、異常の兆候を捉え、早期の対応を支える。予測や最適化で、人員、設備、在庫を有効に生かす。AIの性能を、生産性向上、品質の安定、リスク低減、意思決定の高度化へとつなぎます。
この統合力は、現実世界で判断し、行動するPhysical AIにも広がっています。ヒューマノイドをはじめとする自律型AIロボットには、認識、理解、判断、制御、検証を一体化した知能が必要です。Arithmerは、Vision AI、空間認識、生成AI、数値シミュレーション、最適化、ロボティクスを統合し、知能と身体をつなぎます。
工場の作業支援、物流の搬送、インフラの巡回・点検、医療やサービスの業務支援へ。用途に必要な機能と、人による監督や安全確保の仕組みを設計し、人がより価値の高い仕事に集中できる環境づくりを進めます。
AIの価値は、日々の業務に定着し、成果が積み重なることで確かになります。Arithmerは、課題整理から技術検証、開発、導入、運用改善までを支援。データや業務の変化に対応し、評価結果を次の改善へつなげます。実証で得た可能性を、継続的な事業成果へ育てる。それが、私たちの実装力です。
各業界の大手企業20社以上と資本提携・業務提携を結び、創業以来、100社を超える導入実績を積み重ねてきました。培った技術と経験を基盤に、現在はグローバル展開と上場準備を進めています。
数学からAIを設計し、現場を変え、企業の競争力を高める。未来を予測するだけでなく、未来を動かす。それが、Arithmerです。

「観測が知性になる。知性が、現場を動かす。」
NOESYRAを、本質を捉える知性を表すNoesis、分散した情報を結ぶSynthesis、判断を成果へ移すRealization/Actionを重ねた名と解釈します。NOESYRA by Arithmerは、見る、読み解く、考える、伝える、動くを一つの循環へ統合し、企業の経験を次の成果を生む知的資産に変えるThe Embodied Enterprise Intelligence Suiteです。
可視化、課題発見、対策比較、実行、効果検証を一続きにし、設定した権限内で自律的に循環。人が介入する局面を明確にし、速さと説明可能性を両立します。
例えば、工場の設備に、微細な変化が現れたとします。MIRAXIOMの「目」は、高精度なビジョンAIで、人が見落としやすい外観の違いや作業の変化を捉え、品質管理と現場観測を支えます。画像と言葉を結ぶVLMなどのマルチモーダルAIを活用し、映像を意味のある記録へ変換。何が、いつ、どこで起きたのかを整理し、画像付きの作業日誌や点検記録、報告書を自動作成します。現場を知るための記録が、日々の仕事の中で自然に積み上がります。
ALATISは、その画像や文書に、IoT、機器、センサー、POS、業務システムから生まれる膨大な数値を重ねます。形式も時間軸も異なる情報を、設備や作業、商品などの意味でつながる統合データベースへ再構築。リアルタイム解析によって、故障や事故、品質低下、需要変動の予兆を探り、アラートと次に取るべき行動を届けます。例えば、外観の変化に温度上昇や振動の増加が重なれば、点検の優先度を引き上げる。複雑な分析結果はニュース動画にもなり、現場と経営が同じ事実を共有できます。
課題が浮かび上がると、MoirAIの「頭脳」が動き始めます。保全、生産、安全、経営などの専門AIが、マルチエージェント会議で原因の仮説と対策を多角的に検討。互いの見落としや矛盾を問い直し、追加の分析が必要ならデータを確かめ、根拠、不確実性、推奨する対応を人へ報告します。「点検を急ぐべきか」「生産計画をどう調整するか」まで判断材料を具体化。人は情報集めや会議準備の負担を減らし、責任ある意思決定に集中できます。
そこで得られた専門知と、熟練者が受け継いできた技能は、WazaNoaが企業固有の知識空間へ整理・蓄積します。作業手順だけでなく、なぜその判断をしたのか、どこに注意すべきかという背景まで残す。足りない知識は関連資料や専門家の確認によって補い、Noaの「口」が、その場の状況に合った知恵を対話で届けます。一度の解決が、次の担当者を支える組織の強みになります。
判断は、画面の中にとどまりません。Za-ARIQの「手」が作業を担い、HACHICLEの「足」が巡回・点検へ向かい、ヒューマノイドARIQが会話、移動、作業を全身でつなぎます。視覚と言語を動作へ結ぶVLA、そしてPhysical AIの技術を生かし、人の監督と安全制御のもと、承認された仕事を実行。人が入りにくい現場や負担の大きい環境でも、機体の適用条件に合わせて、人の判断を確かな行動へ近づけます。
実行後は、結果を再び観測し、効果を評価します。成功も失敗も記録し、検証した知識や改善策を次の判断へ反映。これが、高速な閉ループ型PDCAを支える、評価駆動のデータフライホイールです。回すほど、分析・報告・実行の量と質が向上します。必要な製品から導入し、製造、インフラ、物流、小売、医療・介護、研究へ。NOESYRAは、知性と行動をつなぎ、現場の経験を競争力へ変えます。
主な取引先
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