top of page
ARIQ_logo0717.png

​自律で働くAIヒューマノイド

Ariq_onesheet_260701.png
260827_ARIQ_Description_003_001.png
260827_ARIQ_Description_003_002.png
260827_ARIQ_Description_002_03.png
260827_ARIQ_Description_003_004.png
260827_ARIQ_Description_003_005.png

会話が行動に変わり、知識が現場を歩き出す。ARIQは、人とともに仕事を最後までつなぎます。

 

ARIQという名前の「ARI」は、数学を起点に社会課題の解決へ向き合ってきたArithmerを表し、「Q」にはQuestionとQuest、すなわち現場に正しい問いを立て、その答えを人とともに探し続ける姿勢を込めています。あらかじめ決められた動作をただ繰り返す機械ではなく、目の前の状況を受け取り、「いま何が必要か」「どこまでなら安全に行えるか」を確かめながら、現実の仕事を支える存在でありたい。その約束を、ARIQという短い名前に託しました。

 

ARIQは、一体のヒューマノイドだけを指す名称ではありません。Arithmerが製造をはじめとする厳しい現場で育ててきたAI技術を、一つの身体のように結び直すフィジカルAIの統合基盤です。MIRAXIOMが「目」となって人や物を見分け、位置や状態を測り、次に起こり得る変化を捉える。MoirAIが「頭脳」となって複数の専門的な視点から考え、根拠と反証を照らし合わせる。ALATISが「耳と鼻」のように社内外のデータを受け取り、重要な変化の兆しを見つける。WazaNoaが「口」となって、現場の知識や次に行うべきことを、人に分かる言葉で伝える。Za-ARIQで培った認識、双腕、五指制御の知見が「手」となって繊細な作業を担い、HACHICLEで磨いた移動・巡回技術が「足」となって必要な場所へ向かう。そしてARIQが、それぞれの感覚、知能、行動を全体として束ねます。もちろん、すべての仕事にすべての機能が必要なわけではありません。貴社の課題に本当に必要な機能から導入し、現場に合わせて段階的に育てていけることも、私たちが大切にしている設計思想です。

第一に、ARIQの強みは、人の自然な言葉を、確認可能で安全な仕事へつなぐ独自のVLAにあります。

 

人が「この部品を次の工程へ運んで」「棚を確認して、不足しているものを補って」と話しかけると、ARIQは言葉だけで判断せず、カメラで見えている状況、対象物、周囲の人、作業規則、許可された範囲を重ね合わせ、実行候補を組み立てます。指示に曖昧さがあれば質問し、予測と提案を示し、人が確認・修正した内容に沿って、VLAとは独立した安全制御と停止機構のもとで動きます。多言語での対話にもつなげられるため、経験や母語の違いを越えて同じ意図を共有しやすくなります。一方で、確信が持てないとき、条件が変わったとき、権限外の判断が必要なときには、勝手に進まず停止して人へ確認します。ARIQが置き換えようとするのは人の最終判断ではなく、言葉と実作業の間に残っていた負担です。これにより、細かな動作を一つずつ教え込む手間を和らげ、作業変更にも対応しやすくしながら、人が主導権を持った運用を続けられます。

第二に、ARIQは、単なる座標を「仕事に使える意味」へ変える独自のセマンティック空間データベースを備えています。

 

LiDARの点群と座標を持つ画像を結び付けるだけでなく、そこが通路なのか、作業台なのか、立入制限区域なのか、何が置かれ、誰が近くにいて、いまどの状態にあるのかまでを、仕事の文脈として扱います。そのため、ARIQは決められた地点へ移動するだけではなく、「人を避ける」「壊れやすい物を傾けない」「この扉の先は承認後に入る」といった条件を行動計画へ反映できます。レイアウトや物の位置が変われば、見直した状況に応じて経路や手順を再検討し、行動後には結果を見て確かめます。固定座標への過度な依存を減らせるため、変化の多い現場でも運用を保ちやすくなり、作業の理由と履歴も追いやすくなります。ただし、どの環境でも無条件に自律稼働できると申し上げるものではありません。現場ごとの安全条件を事前に確認し、対象業務を定め、検証を重ねてから適用範囲を広げます。

第三に、ARIQは、一台の知能を、協働するチームへ発展させられます。

 

複数台のARIQや専門AIエージェントが、共通の状況認識をもとに相談し、役割を分け、並行して動き、互いの結果を確認しながら次の担当へ引き継ぎます。運搬を担うARIQ、精密作業を担うARIQ、品質を確かめるAIが、それぞれの得意領域を生かしつつ、一つの目的に向かうイメージです。予定外の出来事が起きたときは、関係する機体と人へ状況を共有し、許可された範囲で計画を組み直します。知識や改善点を共有できるため、熟練者の工夫を一台の中に閉じ込めず、チーム全体の仕事へ還元できます。同時に、役割、権限、停止条件、承認者を明確にし、人が全体を監督できる設計を貫きます。これにより、単なる台数の追加ではなく、仕事の連続性、相互確認、引き継ぎの質を高め、繁閑や業務変更にも柔軟な体制を築けます。

 

こうして製造現場で鍛えられたプロダクト群の高精度な認識・推論・制御技術を、私たちは製造業にとどめず、各業界の設備、安全規程、責任分界に合わせて再検証しながら、さまざまな仕事へ丁寧に展開していきます。製造現場では、対象工程を個別に検証しながら、部品供給、工具を使う組立、多角度からの外観確認、梱包までをつなぎ、作業のばらつき、見落とし、手戻りを抑えながら、熟練者の判断をより重要な工程へ集中させます。工程ごとの確認と記録が自然に残るため、問題が起きた際の原因追跡や再発防止にも役立ち、品質を守りながら柔軟な生産へ移行しやすくなります。

 

物流では、入荷確認、棚入れ、ピッキング、仕分け、補充、在庫巡回をつなぎ、人、台車、フォークリフトが行き交う空間でも周囲を確かめながら作業します。置き場所や優先順位の変化に合わせやすく、誤搬送や取り違えを減らし、現場の方が確認や例外対応に追われる負担を和らげます。小売、ホテル、オフィスでは、受付、案内、商品説明、在庫確認、館内配送を多言語で支援し、お客様をお待たせしにくい導線をつくります。定型的なご案内をARIQが受け持つことで、スタッフは心配りや複雑な相談など、人だからこそ価値が生まれる応対へ時間を使えます。

 

医療・介護の現場では、診断やケアそのものを代替するのではなく、物品や検体の搬送、院内案内、備品確認、巡回など、承認された周辺業務から支援します。取り違えを発見しやすくする確認と履歴を組み込み、プライバシーや運用規則を守ることで、専門職の移動や反復作業を軽くし、患者様や利用者様と向き合う時間を守ります。研究・製薬分野では、器具準備、試料搬送、装置への受け渡し、作業記録を手順に沿って行い、再現性と追跡性を高めます。繊細な試料を扱う工程では、人が定めた条件から外れれば停止することで、安全性を損なわず研究を支えます。建設、インフラ、エネルギー、ビル管理では、対象環境への適合性を個別に確かめたうえで、巡回、メーター確認、設備状態の記録、異常時の先行確認を担い、人が危険な場所へ入る前に状況を共有します。小さな変化を見逃しにくくし、点検から報告、保守担当への引き継ぎを滑らかにすることで、設備の安定運用と働く方の安心につなげます。

 

私たちは、ARIQを導入すれば、すぐにすべてが自動化できるとは考えていません。まず現場を拝見し、負担が大きく、効果を確かめやすい仕事を貴社と一緒に選びます。既存設備を生かし、データの扱い方、通信環境、安全基準、承認の流れを整え、小さく検証してから育てていく。その積み重ねこそが、長く使えるAIをつくると信じているからです。ARIQが目指すのは、人を現場から遠ざけることではなく、人が判断し、工夫し、誰かを思いやる余白を取り戻すことです。貴社が大切にしてきた仕事の品質と誠実さを受け継ぎながら、AIと人が同じ目的に向かって働ける新しい現場を、私たちは貴社とともにつくってまいります。

bottom of page