豊田通商とArithmerが共同でAIを活用した船会社選定サポートシステムを特許出願いたしました



Arithmer株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大田 佳宏、以下「Arithmer」)は、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長:貸谷 伊知郎、以下「豊田通商」)と最適な輸送手段の選択をサポートするAIシステムを構築し、より早く、より安く、より安全に商品・物資をやり取りするロジスティックスの取り組みを開始しました。近年さまざまな分野で注目されるAIは、社会のデジタル変革を実現させるツールとして注目されており、2019年にArithmerは豊田通商よりご出資いただきました。


海上輸送における船会社からの入札情報をスコア化するAIを導入


今回開発したシステムは、海上輸送に的を絞り、荷主企業が船会社からの入札情報をスコア化するAIを導入したものであり、将来的には入札対応を全自動化することを目標とします。従来は荷主企業と船会社との間の入札・交渉・選定の業務は、担当者による属人的な対応で多くの労力を要することがありました。今回開発したシステムにより、担当者の負荷が大幅に軽減されることが期待されます。


プロジェクトの目的

このたび、デジタル変革による業務の生産性向上を目指し、海上輸送においてどの船会社を選定すべきか、また船会社とどういう交渉をしたら効果的かをアドバイスするAIシステムを導入しました。船会社の選定は、荷主と船会社双方にとって多大なマニュアル作業と属人的な見解を要し、経験値の集約である海上輸送において、船会社選定作業の現状を抜本的に改革するため、AIエンジンの導入を目指しています。なお本案件は豊田通商とArithmer協業でのシステム導入としては第一弾となります。


AIシステムの概要

今回のシステムは応札情報の正規化する部分と、正規化されたデータからスコアを算出する部分、価格等の交渉についてのアドバイスを生成する部分から構成されています。スコア算出部分には機械学習の手法が用いられており、その学習には過去の応札情報および最終的にどの船会社が選定されたかを表すデータが使用されています。



【背景】労働生産性の向上のため、常日ごろより改善が求められてきました。


豊田通商では、成長戦略の推進と打ち手を加速するための横串となる取り組みとして、社内においてもデジタル変革を加速させています。このデジタル変革では、業務視点での既存価値の強化、顧客視点での新価値の創出など、全社を横断したDXプロジェクトを推進しています。また仕事を効率化したり生産性をあげたりすることにとどまらず、ITを使った既存のビジネスの付加価値拡大を狙うなど、新しいビジネスの創造を実現したいと考えています。なかでもロジスティックスにおいて繰り返される船会社選びのタスクは、労働生産性の向上のため、常日ごろより改善が求められてきました。


Arithmerは、この課題解決を助長するため、適切なデータ前処理と機械学習を組み合わせたアルゴリズムを実装し、社内に溜まっていて活用されずに眠っているデータ価値を再定義することで、経営の効率化および生産性向上を支援していきます。


これにより、豊田通商グループが取り扱う全航路において、さまざまな条件から最も公平で正確な運賃調達をAI主導で行い、実績等をデータとして更に蓄積し、それを基にAIがより一層賢くなり、恣意性を介さず自律的に貿易手配する仕組みを確立します。最終的には電話やメールなどでの個々のコミュニケーションの撤廃を目指し、日本の物流業務に変革をもたらすことで、Be the Right Oneの提供価値を拡大する豊田通商との取り組みを強化し、豊かなモビリティ社会の実現に貢献していきます。



本件に関するお問い合わせ先


Arithmer株式会社