
JR徳島駅ビル開発株式会社(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:大島 雅緒、以下「JR徳島駅ビル開発」)とArithmer株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大田 佳宏、以下「Arithmer」)は、Withコロナ時代の社会において人と人の接触による感染拡大をできるだけ回避するために、未然防止や早期対応を前提とした、豊かで快適な暮らしの実現に貢献いたします。
体温計測、入場者計測、および飲食店におけるテーブル清潔度をカメラで検知し、AI技術で解析を行う
今回開発した技術は、徳島駅クレメントプラザへの来場者に対する体温計測、入場者計測、および飲食店におけるテーブル清潔度をカメラで検知し、AI技術による解析を行うシステムです。現在、コロナ禍でお客様に対し、快適な環境を提供することが求められており、サービス提供者においても健康管理の徹底が重要視されていますが、これらの技術を活用することで、迅速な検知や判断がしやすくなります。 今後両社は、当技術を活用し、危機管理の対応ならびに対処方法を高度化させることに貢献していきます。
【今回導入した技術の詳細】
飲食店フロアに設置したカメラとPCシステムで来場者の人数や検温、テーブル清潔度を検知します。
【入場者計測システム】
360°カメラを使用して入場者数をカウントし、混雑具合を表示します。混雑具合については駅ビルの公式ホームページや、プラザ内に設置されたデジタルサイネージ広告のQRコード等から専用ページへリンクし、一般のお客様もスマートフォン等で混雑状況をご確認いただけるシステムです。また、ビル管理者は来場者数の累計をデータ解析し、マーケティングに活用することができます。
【体温計測および通知システム】
非接触で体温を推定し、高体温者と判定された来場者の情報を各店舗に配付されたタブレットにリアルタイムで通知します。
【テーブル清潔度表示システム】
AIが台拭きを持った手を検知し、布巾によるふき取りなど,清掃状況を店舗内のモニターにリアルタイムで表示します。
【背景】
Withコロナ時代において「新しい生活様式」が求められています。感染予防のためにソーシャルディスタンスが推奨され、無人化、リモート化、ハンズフリー操作等のニーズが高まっています。一方、外食産業等においては接触のリスクを最小限におさえつつ、可能な限り人と人の接触による感染拡大のリスクを防ぎ、緊急時において素早く対応することが重要です。あらかじめ来場者における危険を予知し、アラートを発することで危険事態を可能な限り減らしたいと考えています。またそのように対処することで、安全な暮らしの実現に、少しでも貢献できれば幸いです。
【AIを活用したWithコロナ時代のサービスに関する両社のコメント】
<JR徳島駅ビル開発株式会社>
弊社は、JR徳島駅に直結するショッピングセンター「徳島駅クレメントプラザ」を運営しています。
今回、Arithmer株式会社様とともに、Withコロナ時代に向けた「新しい生活様式」へのモデル創出事業へ参加できたことは非常に有意義なものであり、より一層「安心」「安全」「快適」な施設となり、地域社会の発展に寄与する商業施設を目指してまいりたいと思っております。
JR徳島駅ビル開発株式会社 代表取締役社長 大島 雅緒