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【Arithmer Seminar #01】東京大学大学院数理科学研究科教授の儀我美一先生


【Arithmer Seminar #01】東京大学大学院数理科学研究科教授の儀我美一先生による招待講演が12月20日(木)に、弊社六本木本社オフィスにて開催されました。

■タイトル:

「微分方程式の解を巡って―全変動流方程式を例に」

■講演概要:

微分方程式で物事を記述しても、解が簡単な関数で表されないことが多いので、理論的考察を回避することがある。

幸い現代の数学解析の進展により、解が具体的に表示できなくても、その解の挙動がわかるようになってきた。

しかし、そのためには「解」とは何かを正確に定義する必要がある。

本講演では、画像処理に用いられる全変動流方程式を例に、数学解析の進展を紹介する。

■プロフィール

儀我美一(Giga, Yoshikazu)

現職:東京大学大学院数理科学研究科教授、理学博士 東京大学大学院理学系研究科数学専攻修士修了の後、名古屋大学助手、クーラン数理科学研究所客員研究員、メリーランド大学客員助教授、北海道大学助教授を経て1992年より北海道大学教授、2004年より現職。 Highly Cited Researcher、紫綬褒章等を受章。ナヴィエ・ストークス方程式や相転移現象の記述に用いられる曲面の発展方程式をはじめ、さまざまな偏微分方程式に対して、その数学解析の基礎的理論を長年にわたり構築してきた。

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