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導入事例 株式会社デンソーウェーブ様


細菌培養の自動塗抹装置の写真


従来の課題


新薬の開発は熟練者への依存が非常に高く、技術継承・後継者の育成などの課題を抱えています。ロボットが扱う対象物の限界(自動化したいところにロボットが導入できていない。)、不定形でかつ軟体物、姿勢も不定形のワークを搬送したいという現場の声が多いが、 技術的な難易度が高く、実現が困難といわれています。



Arithmerによる解決

細菌培養の自動塗抹装置の説明動画リンク用写真


熟練者の作業を再現するなど従来人が行うしかなかった作業を

自動化することで業務負荷の軽減


Arithmerはデンソーウェーブ製のロボットを活用し、細菌培養の自動塗抹装置を開発しました。ArithmerRobo開発室により考案されたAIアルゴリズムと、産業分野における多関節ロボットの普及によって、これまで困難であった工程も実現可能となっています。この技術は医療、食品、化粧品などにおいて、研究室などの比較的限られたスペースにおいても使用が可能です。

デンソーロボットは50年以上の長い年月にわたり、自動車部品製造などの工場で生産性の向上に役立ってきました。COBOTTA ®は長年の創意工夫の蓄積によって、コンパクトかつ軽量なアーム構造を実現しています。またハンド上部のステレオカメラ、高度数学および人工知能を活用したArithmerの物体認識技術を用いることで、対象物の正確な位置情報を認識することができます。これらを組み合わせることで、3Dビジョンピッキングを行うことが可能となります。

医療や食品などの検査工程で、細菌の数を計測するために菌を培養する作業が必要とされていますが、これまで培養方法の一つ、塗抹法は自動化が進んでいませんでした。このように研究現場での正確な繰り返し作業を取り入れることで、研究者は別の作業に集中することができます。Arithmerは今後10年、20年後を見据え、AIを搭載したロボットで身近に、人のためになるような医療分野に注力していきたい、と考えています。



3Dピッキングロボット技術紹介

株式会社デンソーウェーブの人協働ロボットCOBOTTA®とコラボレーションし、塗抹法細菌培養を自動化。さまざまな器具を取り扱うため自動化が進んでいませんでしたが、研究現場での正確な繰り返し作業を取り入れることができるようになり、研究者は別の作業に集中できるようになります。



対象物の正確な位置情報を認識


軸を回転させることでさまざまな形状物を把持し、複数作業を実施可能なハンドを装着。高度数学を応用した認識技術を活用して、ハンド上部のステレオカメラから得られる情報から対象物の正確な位置情報を認識。

3Dピッキングロボット技術についての図説





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